2014年3月4日、水戸市・高橋市長への申し入れレポート

 

 34日(火)、水戸市長へ申し入れ書の提出に、五団体から代表二名で行きました。面会が決まったのが急だったため、今回は10分間のみの面会でした。

 

  文書手渡し後、私たちから話す間もなく、市長は申し入れ書への反発・疑問等を述べられ、覚書を締結して、原電に対し、「ハードル」を設けることの重要性を繰り返し話されました。

 

「原電の出方は分からないが、水戸市としては何があってもすぐ強い態度で対応できるよう、日頃から緊張を高めている」とのこと。

 面会する時間を作っていただき、直接高橋市長とお話ししたことにより、首長たちが覚書締結に至るまでにどれだけ熱意を注いできたのかを知る事ができました。締結前に、思いを伝え合う機会を得られたことにとても感謝しています。

 

 

 

◆高橋市長からの発言(メモをとっていないので、覚えている範囲)

 

・覚書締結をせずに原電へ安全協定枠組み拡大を求め続けたとしても(市長たちの言う「平行線」)、原電からの安全審査申請を止める効力はなく、原電が安全審査申請を行った場合も水戸市などには良くて報告が来るくらいで、それも報告書1枚でペラッと来るだけかもしれない。覚書は、報道されているように5項目を原電に受け入れさせているし、住民がどう受け止めるかは別として、安全審査申請が再稼働に結び付かないことを原電に認めさせるものであるので、意義があるのではないのか?

 

 ・覚書締結は暫定的なもので、あくまで安全協定枠組み拡大を求め続けていくものであるし、安全協定枠組み拡大の実現に向けて、原電と市町村との間でやり取りをこの先も継続していくことが覚書に明記されていることも重要。

 

・原電と自治体とで意思疎通はないので、覚書を締結して安全協定枠組み拡大の実現に向け、原電に努力させる。

 

・「原電が枠組み拡大実現へ努力する」、ということも覚書には書いてある。

 

 

◆参考までに

 

35日覚書締結後、原電は3月中に安全審査申請に関する説明をする予定。

 

  原子力所在地域首長懇談会(座長:山田村長)→事前に説明し、理解を得る。

 

  県央地域首長懇話会   (座長:高橋市長)→事前に説明し、意見を求める。

 

理解を得られたら、「安全審査申請」の手続きをする予定。